「時をかける少女」「転校生」など、叙情性と遊び心を併せ持つ作品を撮り続け、「映像の魔術師」と称された映画監督の大林宣彦(おおばやし・のぶひこ)さんが10日午後7時23分、肺がんのため、東京都世田谷区の自宅で死去した。82歳だった。葬儀は近親者で営み、後日お別れの会を開く予定。喪主は妻でプロデューサーの恭子さん。
広島県尾道市生まれ。学生時代から実験映画を自主制作し、画家の藤野一友さんと作った16ミリ第1作「喰べた人」が63年、ベルギー国際実験映画祭で特別賞を受けた。
82年、中学生の男女の心が入…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル